■年代別婚活の形
あなたは婚活をはじめるとしたら、まず、何からはじめますか。
おそらく今の時代、年代を問わず、スマホやパソコンでネット検索からはじめるのではないでしょうか。
キーワードは人それぞれかもしれませんが、年代別でも傾向が見られます。
20代はスマホで、アプリ検索ツールを起ち上げ、マッチングや婚活で、アプリを探すのではないでしょうか。
30代になるとアプリを探す人もいれば、婚活パーティーや結婚相談所を探す人も増えてきます。
そして、40代となると、結婚相談所や自治体のお見合いパーティーを探す人も少なくありません。
■年代によって婚活スタイルの意識が異なるのはなぜ?
年代によって婚活をはじめるスタイルに違いが出るのは、なぜでしょうか。
これは結婚に対する意識の差や、自分の置かれている立場に違いがあるからです。
20代はまだまだこれからの世代で、まずは気軽な出会いからと考える人が少なくありません。
そのため、気軽に利用できるアプリを使う人も多いです。
一方、30代になってくると少し焦りが生じてきて、本気度が高くなります。
早く相手を見つけないとまずいと感じる人も増えるので、よりスピーディーに相手と出会って、交際につながるよう婚活パーティーや結婚相談所を利用する方が増えます。
とくに女性の場合、35歳をこえると高齢出産といわれてしまい、30代前半に比べて、男性から選ばれる条件から外されてしまうケースも少なくありません。
それを理解しているので、顔が見えず、相手がわかりにくいアプリより、相手と直接会える婚活パーティーや相性のいい方を紹介してくれる結婚相談所を選ぶのです。
男性の場合は出産のタイムリミットはありませんが、遊びたい盛りの20代に比べて、家庭をもってマイホームを建ててといった人生設計が立てられたり、家業を継ぐために故郷に戻るなどの人生の転換期を迎えたりする方もいて、人生の伴侶を得たいと考える方が増えます。
気軽にアプリで遊び相手を探したい20代のころと違い、真剣になってくるので、婚活パーティーや結婚相談所を選ぶ人が増えるのです。
では、40代はどうなのでしょうか。
40代になると、もう結婚は無理かもしれないとマイナス思考になる人も少なくありません。
また、男女問わず、バツイチや子持ちで再婚を望む人も増える世代です。
そのため、どんな人が登録しているかわからないアプリや、他の年代に引けをとる婚活パーティーよりも、立場を理解してくれそうな自治体など公的機関が行うイベントや、個別の事情を考慮してくれる結婚相談所に相談する人が増えます。
■マッチングアプリは40代では無理?
マッチングアプリは、自分でプロフィールを登録して、自分で条件を設定して相手を探すのが基本的な利用法です。
そのため、相手が40代という年齢を設定してくれないと、探してもらえないのが難点です。
また、こちらがアプローチしても、相手は結婚まではまだ意識しておらず、軽く一緒に遊べる人がほしい、恋人どまりで十分という人も多く、温度差があります。
偽のプロフィールで登録するリスクもあり、ビジネスに失敗してお金を用立ててほしいといった経営者を名乗る男性に騙される女性も少なくありません。
30代、40代になって、将来のためにとそれなりの貯蓄がある女性は、とくに気をつけましょう。
■婚活パーティーはオールマイティ
結婚相談所は個々をサポートしてくれる分、それぞれの立場に合わせ、ときに条件的に難しいかもとか、妥協が必要という、がっかりするようなアドバイスをしてくるケースもあります。
とくに30代後半以降の初婚の女性や、子供なしのバツイチ女性の中には、条件に合う男性がいないと言われてショックを受けた経験をもつ方もいるかもしれません。
これに対して柔軟性が高く、自由度が高いのが、婚活パーティーです。
パーティーによって参加条件が異なりますが、個々の事情を確認して、「参加しても意味がない。」や、「選ばれない。」などと事前にダメ出しされることはありません。
基本的に毎回参加する人も異なり、男性も女性もどんな方が集まるかわかりませんから、それぞれ希望するお相手の条件や許容範囲も異なり、どんな人にも出会いのチャンスがあるからです。
結婚相談所の場合、お見合いさせるために相手を選ぶ段階で、ある程度の責任を伴います。
お互いにまったくイメージの合わない人を紹介されても、会いたいとも思いませんし、会って楽しくなければ時間を無駄にしたと思うことでしょう。
これに対して、婚活パーティーは不特定の人の集まりであり、自由に参加して、お互いが自由に相手を選ぶことが可能です。
相手を探し、選ぶ責任は参加者にあるので、その分、自由にできるのです。
そのため、年代や立場、婚姻歴などを問わず、参加してお相手を見つけられるチャンスがあります。
■自分や相手の希望にマッチした婚活パーティーを選べばよりベスト
婚活パーティーといっても、さまざまなイベントが用意されています。
年代を限る、職業や勤務先を限る、年収の条件を設けるといったパターンもあります。
たとえば、30代限定、中高年限定、男性は医師限定、男性は年収1000万円以上といった具合です。
そのほか、再婚者や再婚に理解のある人だけに限定する、シングルマザーやシングルファーザーも参加しやすいといったものから、同じ趣味、同じ好みの人を集めるというさまざまな婚活パーティーが開催されています。
たとえば、猫好きな人、犬好きな人とか、アニメオタク向け、ゲームオタク向けや、料理婚活やアウトドア婚活といった体験型の婚活パーティーも増えてきました。
趣味や好みが合うと話も合いやすく、仲良くなるのも早い、デートをしても会話に困らない、結婚してからも共通の趣味が楽しめる、猫を飼う、お互い飼っている犬を連れて新居で暮らすなど、気の合うライフスタイルが送れて安心です。
体験型は、会場で飲食や会話を楽しむだけでなく、活動を伴う婚活パーティーです。
たとえば、一緒に料理を作りながら、お互いの行動パターンを観察して「いいな。」と感じる人を探し、お互いに協力して料理を作ることで絆を深めていくといった目的があります。
アウトドア婚活はキャンプ場でバーベキューをしたり、花火をしたり、キャンプファイヤーを楽しむなどして、相手のいいところをより理解したり、気の合う人を見つけるというものです。
バスツアーパーティーも人気の婚活で、人気の観光スポットを巡りながら、仲を深めていくというパターンです。
バスツアー系は、積極的に隣の席に座る、観光地巡りの際に積極的に近づくなどしないと、思うように距離が縮められないこともあるので気をつけなくてはなりません。
意中の相手に声をかけそこねて、うっかり1人になってしまうと、1人で観光スポットを巡ることになりかねません。
■サポートを活用しよう
もっとも、1人にならないよう、サポートしてくれるのが、一緒に同行するスタッフでです。
婚活パーティーやバスツアーパーティーも、それぞれ間を取りもってくれる心強いスタッフがいます。
婚活パーティーは自由参加で、自由に立ち回れるのがメリットとはいいましたが、上手くスタッフを活用するのもポイントです。
自分1人では上手くいかない、積極的に行動できないと思ったら、スタッフに頼ってサポートを得ましょう。
上手くフォローしてもらえるかも、婚活パーティーで成功できるかのポイントです。